(公社)日本バレエ協会関西支部
2020-03-05

バレリーナである前に、すてきなレディでありますように!Vol.11

バレエの魅力その2.

啓蟄、本来ならば、身体も軽くなる頃ですが、新型コロナウィルス対策に慎重に取り組まれていることと存じます。感染防止のために、どうか、ご尽力いただきますようお願いします。

さて、前回はフィジカル面からバレエの魅力をお伝えしましたが、今回はメンタル面からバレエのすばらしさを改めてみましょう。

「おはようございます」

レッスンスタジオに、先生に、劇場に、スタッフに、この一言からはじまります。リハーサルが思うようにいかない時、前日の疲れが残っている時でも「さあこれから、今日もがんばるよ」と自身を鼓舞することができる、魔法のことば。

このあいさつはお行儀作法の第1歩でもあります。

バーにつく位置、センターレッスンでの立ち位置、楽屋内での化粧前の使い方、これは、廻りをよく見て、先輩方へ敬意をこめることで、気配りのこころが芽生え、礼儀正しくなります。

レッスンではアンシェヌマンを覚えるために、また、先生の的確なアドバイスを聞き逃さないためにも集中力が欠かせません。

舞台ではさらに、場取り(舞台上の動線)、音楽、役作りの上で、さらなる集中力が要求されます。

長時間にわたる振付や、連日何度も繰り返されるリハーサルでは忍耐力が身に付きます。

作品出演では、演出家、振付家との共同制作であることを頭に置いて、協力し合うこころが芽生えます。特に、コール・ド・バレエは繊細な協調性が養われます。

こうしてみると、バレエは忍耐力、精神力、協調性、そしてお行儀作法も身につく優れものですね。

春から新しいおけいこ事をお考えの方、バレエをどうぞ。

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