(公社)日本バレエ協会関西支部
2025-05-15

バレリーナである前に、すてきなレディでありますように!Vol.35

今年度の芸術劇場の演目は「卒業舞踏会」と「ラ・シルフィード」。
今回は「卒業舞踏会」について。

協会の全国合同バレエの夕べで継続してとりあげられた作品ですが、初演は1940年バレエ・リュス・ド・モンテカルロでダビッド・リシーンの台本振付によるものです。
音楽は、ヨハン・シュトラウス作曲、アンタル・ドラティ編曲。
ウィーンの上流子女が学ぶ女学校の卒業舞踏会に士官候補生が招かれて繰り広げられる一夜のお話。
鼓手の踊り、ライバルのフェッテ競争、劇中劇の「ラ・シルフィード」など見せ場がいっぱい。
筆者は1979年パリ・オペラ座バレエ学校が春に学校公演を実施するようになって2年目でしょうか、「卒業舞踏会」をガルニエ宮で鑑賞しました。
師である、パリ・オペラ座の元エトワール、セルジュ・ペレッティ氏が客席最前列に座っていましたが、鼓手が登場、その粋な踊りっぷりに「ブラボー」を連発したのには驚きました。
将来のスターを客席のみなが発見した瞬間でもありました。
今回も、将来、芸術劇場で主役を踊るダンサーの発見につながる舞台になるかもしれません。
まだ、芸術劇場出演は早いなんて言わず、ポジティブに参加してみませんか。
オーディション参加、お待ちしています。

※『バレリーナである前に、すてきなレディでありますように』は協会員、また、その生徒の皆様が、すてきな(女性)レディ、(男性)ジェントルマンと周りから認められるような振る舞いや情報を、様々な角度からご紹介するコーナーです。

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